社会更生ディスカッション
すると今度もまた、反対側の女子赤井千尋が手を挙げる。
「私もそう思います。
間違ったことを飲み込む人間にはなりたくありません。
いくら上司の意見でも間違った意見に賛同していたら、その会社は伸びることがないと思うんです」
俺達の意見に対する反撃はキツかった。
むこうは多数派であり、安心感が全然違うのだ。
自分と同じ意見が多ければ多いほど、人は自信をつけていく。
“赤信号、みんなで渡れば怖くない“
例えそれが間違った意見だとしても、人は仲間がいればどんどん強くなっていく。
クッソ……。
やっぱり厄介だな。
それでも俺達はしっかりと意見を伝えていった。
「社会に出るってことは学生と感覚は違います。
間違いを犯した時、誰かが庇ってくれるような場所はありません。
そういうリスクがあっても尚、上司の意見が間違っていると判断したら、自分の意見を突きとおすのでしょうか?」