社会更生ディスカッション
すっ、と赤井が手を挙げると、今度はモニターが【必ずしも従うべきではない派】と表示する。
「子どものような大人もいるでしょう?
間違えたまま偉い立場に立つ人だっているはずです。
そんな人の意見を聞くことが出来ますか?」
問いかけては反論して、反論したことにまた問いかける。
その繰り返しだった。
「先ほども言いましたが、あなたは上司の意見が間違っていると思っていても、
それは他社から見たら自分が間違っていることだってあるかもしれません」
俺の隣にいる男、船倉が反論をする。
「会社で働くのであれば、上司の意見を聞くのが当たり前です」
白熱した議論が続く中、時間はやって来た。
ブ―――。
「終了です。話し合いをやめて下さい」
緊張しながら次のアクションを待つ。