社会更生ディスカッション




鼻で笑い、反対側チームを見る。

すると彼らは張り詰めた表情でひゅっと息を飲んでいた。


そして広告会社社長の有野さんも同じ意見で俺達の方に票を入れたことで俺達の負けはなくなった。

そして最後MRの社長が立ち上がると、静かに言った。


「私も上司の意見は必ず聞く派、に入れます。

これは皆さんに向けてひとこと。いいですか皆さん。

社会に出るとどっちの意見が正しいか、よりもどっちの意見につく方が有益か、という選択が大切になっていきます。

今回のディスカッションでもあるように、選択する段階からすでに運命が決まっているのです。

その選択を間違わないように」


「……っ」


そうか、このディスカッションは議論の内容を見るものではなく、

二択の選択を迫られた時、どちらの意見を選ぶのかという生と死の選択を迫られていたのだ。


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