社会更生ディスカッション




今回だけは意見を選ぶ際から既に決まっていたのだ。

正解というものが。


結果は1対4で俺たちの勝ちだった。


「今回のディスカッション、勝者は上司の意見は必ず聞くべき、派です。

おめでとうございます。これより、敗者の皆様へ制裁を行います」


すると反対側のイスに座っている全員の手足が拘束される。



「や、やめろ!!」


「上司の意見が絶対なんて、うそだ。そんなの間違っている!!」


大きな声で菊池が叫んだ時、MRの社長上平さんが言う。


「キミたちは今、どうしてこのディスカッションが開かれているのか分かっていないようだ。


雇用の深刻化、つまりキミたちに与える仕事がないということだ。

そんな中で上司の意見にも従えない厄介者を採用すると思うか?」


男がそう問いかけた瞬間、それぞれの首にロープが巻かれ、そのままイスの背もたれを残して床が外れた。


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