社会更生ディスカッション



ごくり、と息をのむ音が聞こえた。


ああ、良く分かったよ。

このシステムがクソみたいなシステムだってことは目に見えて分かった。


「雇用の問題の深刻化は著しい。

今、機械化が進みほとんどの作業が機械によって行われ、効率化される反面、職が与えられずあぶれている人が多い。


そんな人たちを作らないために初めから優秀な人材とそうでない人材を分けることでバランスを保つ」


「ちなみにキミたちがここで行われていることは他の地方でも同時に行われている。

こうして選び抜かれた人に職を与えることでシステムを確立していけば、

有力な人間が雇用にあぶれることはない、というわけだ」


じっと男を睨みつけていたら、ぱちり、と目があった。


その男は俺に向かって言う。


「このシステムは生産性のある素晴らしいシステムです。


キミもそう思わないかね?」



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