社会更生ディスカッション




俺の周りにいる人たちは、ひっ!と悲鳴を上げて俺から距離を取った。


……ああ、なんだよ。

ここで死ぬのかよ。


思ったよりも冷静に、そんなことを思っていた。


男に同意して素晴らしいと口にしていたら、もっと生きられたのかな。


いや、それじゃあ一生後悔するだろう。


周りに流されて、自分の心を押しつぶして平然のそんなことを答えられるわけがない。


このシステムはおかしい。

殺人システムだ。


俺が力強く前を見ていると、彼は俺の顔を見てひらめいたように言った。


「……キミ、名前を言いなさい」

「朝井良樹です……」


すると村田義彦は一瞬表情を変え、顎に手をあて、にやりと笑った。


「やはりか……」


「へぇ、それは面白い。銃を降ろして。今日はディスカッション内容を変更しよう」


覆面の男にあてられていた銃は下に降ろされた。


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