社会更生ディスカッション
朱莉がふんっと顔を背けて、俺が苦笑いをする。
すると彼はそんなことを気にもせず言った。
「まさか僕のところに来るとは思わなかったな」
「ああ、そのことなんだけど……ディスカッションの協力をして欲しいんだ」
諦め半分。
もうひとつは賭け半分で彼の部屋番号を聞き出した。
すんなりOKがもらえるとは思えないけど、頼む価値はある。
「うんいいよ。
……なんて言うと思う?こんなメリットのないことに参加する気になれないなあ」
そうなるよな……。
やっぱり無理か。
そう思って諦めようとした時、藤崎は言った。
「って、言おうと思ったけど僕は面白いことが好きなんだ。
だからキミに選ばせてあげるよ」
……選ばせる?
どういうことだ?
俺が協力してくれって頼んでいるのに、選ぶことなんてあるのか?