社会更生ディスカッション
『ごほ……っ、ごほ……ごめんて瑛人、迷惑かけて……』
母さんが病気で倒れた時も、
病院で入院していても父は戻ってくることはなく
お見舞いに来たことは一度も無かった。
いつも寂しそうに病院のドアを見つめている母さん。
"今は忙しいからしょうがないよ”
なんて言葉を言っていたけど、本当は会いたいんだって僕は気がついた。
『母さん、父さんはもう少しで戻って来るはずだから』
『ありがとうね、瑛人。
瑛人がいてくれるだけで幸せだよ……っごほ、ごほ……』
母さんの病気はがんで、抗がん剤の治療をしても
副作用がひどくどんどん衰弱していった。
母さんは治るんだろうか?
退院してまた家に戻れるのだろうか?
そんなことを思っていたある時
俺は医師に母さんの余命が後3カ月であることを知らされた。