社会更生ディスカッション
『あの……俺、村田義彦の息子です。父さんはどこに……』
『ああ、今呼んでくるよ』
厄介がられながらも、
研究員のひとりが父さんを呼びに行ってくれると
父さんは10分くらいでこっちにやって来た。
『どうした瑛人』
『あの、母さんが危篤だって……
連絡したんだけど、なかなか返事が返って来ないから……』
父さんは無表情で俺を見下ろしていた。
『母さんも会いたがってるんだ。
だから早く行ってあげて欲しくて……』
俺がそこまで言った時
父さんは俺を睨みつけて言った。
『何を言ってるんだ、瑛人』
『え……』
『父さんが今、どれだけ重要なことをしているのか分かっているのか?
忙しいというのに……呼び出して来たかと思ったら
そんなくだらない事を言い出して……』