社会更生ディスカッション



『下らないって母さんのことじゃないか!

なんでそんなこと……ずっと父さんのこと、待ってるのに』


『あの女の力が借りたくて俺たちは結婚したんだ。

そこに愛などない。


そのことは向こうも気づいているはずだが……』


『なっ……』


『瑛人、お前も将来有望な遺伝子だ。

こんなことで狼狽えていないで、

もっと賢い選択を出来るようになりなさい


ほら、さっさと帰った』


父さんは俺を手で追い払うと、

さっさと自分の研究室に戻っていった。


『父、さん……っ、なんで……』


もうどうすることも出来なくて、その日は病院に戻ると


俺は母の側で泣いてしまった。


母は俺が泣いているのを見て、

何かを察したのか何度もごめんねと謝った。


< 283 / 317 >

この作品をシェア

pagetop