社会更生ディスカッション
『下らないって母さんのことじゃないか!
なんでそんなこと……ずっと父さんのこと、待ってるのに』
『あの女の力が借りたくて俺たちは結婚したんだ。
そこに愛などない。
そのことは向こうも気づいているはずだが……』
『なっ……』
『瑛人、お前も将来有望な遺伝子だ。
こんなことで狼狽えていないで、
もっと賢い選択を出来るようになりなさい
ほら、さっさと帰った』
父さんは俺を手で追い払うと、
さっさと自分の研究室に戻っていった。
『父、さん……っ、なんで……』
もうどうすることも出来なくて、その日は病院に戻ると
俺は母の側で泣いてしまった。
母は俺が泣いているのを見て、
何かを察したのか何度もごめんねと謝った。