社会更生ディスカッション





俺が殺したようなものなんだ。


その時俺は思った。


いっそのこと、父さんのような人間になれば良かったのだと。


そうすれば、父の言葉を聞いて涙を流すことも無かった。


そしたら母さんもまだ生きていてくれたのに……。


『俺が悪いんだ……』


その日から俺は変わった。

心というものを押しつぶして、いかに優秀になれるように勉強に励んだ。


『瑛人はどんどん成績が上がっていくな。父さん嬉しいよ』


父が僕を愛おしいと感じたことがないことは知っていた。


父が興味を持つのは僕ではなく、勉強が出来る僕だけだったからだ。


自分の遺伝子をついだ息子はそうではなくちゃいけないからだった。


冷たく育った僕の家庭。


母さんが死んでからは僕は誰からも愛を感じることは無かった。



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