社会更生ディスカッション
本当に入らなくちゃいけないのか。
何がどんなことをされるか分からないこの部屋に。
俺はもう一度深呼吸をした。
「じゃあ、また……」
会えるといいな、きっと瑛人はそう言おうとしてやめたんだろう。
そんな怖いことは口に出せないよな。
瑛人は1番の部屋に入って行った。
それを見て、俺も足早に5番の部屋の前に行く。
そして、意を決してドアを開けた。
中にいる人たちと目が合うと、気まずそうに逸らされる。
部屋の中には俺を含めて7人の人が集まっていた。
「イス……」
円になるようにイスと机が置かれている。
「机の上に名札があるからそこに座るみたいです」
黒髪でショートカットの女の子が俺にそう教えてくれた。
「ああ、ありがとう」
俺は自分の名前が書かれた席に座った。
どうやら俺が最後だったらしい。