社会更生ディスカッション
マズいな……。
みどりが厄介なヤツに責められている。
確かに、みどりの意見はところどころ間違っていた。
それは俺がメモを渡すことが出来なかったからだ。
ビデオの内容と、俺達が発言する内容の全てを
覚えておくなんて不可能だろう。
それを責め立てるなんて、性格が悪りぃな。
「あの……」
みどりが何も言えなくなってしまった。
すると、赤坂はさらに彼女を追い詰めた。
「メモすら取っていない人の意見は信用性がありません。
自信を持ってこうだと言えるんでしょうか?」
マズイことになった……。
やばいぞ、このままだと。
俺がメモ用紙を渡せなかったせいで、みどりが潰れてしまう。
何か言わなくては。
俺はすみやかに手を挙げて言う。
「今、そのことは関係ないと思います」