太陽の光
ガラーーッ
「失礼しま〜す。田中先生〜〜」
田中先生は、手前の席に座っているのに、
文香は奥の方を首を伸ばして見ている。
「なんだ、わざわざ職員室まで」
田中先生も苦笑いしながら、
文香から提出物を受け取っていた。
「失礼しました〜」
「あ、今日、教室残れるからな〜橘」
ドアを閉める前に、田中先生はそう言っていた。
「ん?文香残るの?」
「実は、この前さ〜……先生に罰として課題出されたんだけど、それむずくてさ!!
分かんなくて、時間もないしまた今度教えてやるって言われてたの。
いつ頼もうかなて思ってたけど、今日用事ないし残ろうかな」
失礼だけど、
思ってた以上に、
文香は受験勉強と向き合っていて、
驚いた、焦った。
文香は推薦なのに、それでも勉強をしている。
私は先週まで志望校に迷っていて、
それに勉強も疎かである。
私も、勉強頑張らないと。