神様の隣で、君が笑った。
「……また、神様みたいだとかバカなこと、言うんだろうな」
『おーい、りっくん、なんか声が遠くて聞こえねぇよー』
「それでも俺は、そんな菜乃花を──」
『え?』
言い掛けて、言葉を止めた。
あの日も今も、伝えられなかった言葉がある。
だけど今、俺は自分の歩く道に後悔をしていない。
そう思えるのはきっと、今でもアイツが心の中にいるからだろう。
精一杯、日々を懸命に生きるアイツの姿が、今も心の中にあるからだ。