【完】愛して... 続


つまりはだ。


ユズは物心つく前から母親と二人で暮らしていた。

母親に父親の存在を聞いても曖昧にされていた。

しかし中学の時に母親が他界。

一人になったユズを今の師匠さん(今では親だと思っている。)が拾ってくれた。

その人に医学を叩き込まれ今があるそうだ。

それで、ふと、母親が曖昧にしていた父親の事が気になった。

椿に軽い気持ちで調べてもらったそうだ。

そこで知ったのが私とユズは異母兄妹。

つまり、私の父親が遊んでいた一人がユズの母親だそうだ。

私とユズは半分血が繋がっている事になる。

ユズは父親の事やその娘の私の事を恨んだりはしてないそうだ。

むしろ、私に会えて純粋に嬉しいようだ。



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