【完】愛して... 続


「黙っとれ。...ここは危険な世界だ。死がいつも隣り合わせなんだ。それでも君は『私は!』....」


あおのお父さんの言葉を遮る。


『私はあおに拾われたんです。』


ぽつり、と話はじめる。


『あおに拾われた時からこの命はあおに捧げると決めました。』


あの嫌な所から逃げてきた私を拾ってくれたあお。
そのときから、決めていたんだ。

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