【完】愛して... 続


「さて、尊さん。俺は神崎組組長だ。君はここがどんな所か知っているかい?」

と、先程の空気とはガラリと変わった。


『はい。知っています。』


「そうか。私は、君には此処から離れて生きていく方が良いのではないかと、思うのだが?」


鋭い視線が私に突き刺さる。


「おい、親父っ!」

あおが焦っている。皆も少し表情が固い。

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