腹黒王太子の華麗なる策略
この国では女の子はだいたい十六くらいで結婚するのが普通なのだけど、悲しいことにそういう相手はいない。
「だって……クリスと一緒のベッドで寝てるんだもん。驚くよ」
近くにあった枕をギュッと抱き締めると、混乱する頭で必死に昨夜の記憶を辿る。
えーと、昨日は確かクリスに借りていた本を返しに来て……それで、彼と本の話で盛り上がったのよね。
クリスの乳兄妹ということもあり、彼と同じように教育を受けさせてもらったお陰で侍女ではあるが読み書きは出来る。
クリスの部屋にはたくさん蔵書があって毎日のように本を借りるのだけど、昨日は彼がお茶まで淹れてくれたものだからすっかり長居しちゃって……。
でも、自分で彼のベッドに横になった記憶なんてない。
あ〜、何でここで寝ちゃったんだろう?
そんなことを考えていると、私の心を読んでいるかのようにクスッとクリスは笑った。
「だって……クリスと一緒のベッドで寝てるんだもん。驚くよ」
近くにあった枕をギュッと抱き締めると、混乱する頭で必死に昨夜の記憶を辿る。
えーと、昨日は確かクリスに借りていた本を返しに来て……それで、彼と本の話で盛り上がったのよね。
クリスの乳兄妹ということもあり、彼と同じように教育を受けさせてもらったお陰で侍女ではあるが読み書きは出来る。
クリスの部屋にはたくさん蔵書があって毎日のように本を借りるのだけど、昨日は彼がお茶まで淹れてくれたものだからすっかり長居しちゃって……。
でも、自分で彼のベッドに横になった記憶なんてない。
あ〜、何でここで寝ちゃったんだろう?
そんなことを考えていると、私の心を読んでいるかのようにクスッとクリスは笑った。