Youth...★
それから3日が経った。
今日も俺はいつもの溜まり場に向かう。
行き慣れたいつもの場所に足を踏み入れれば、祐翔がひとりで布団に寝転んでいた。
あれ、仁と爽太はいねーのか。
祐翔に近づくと、寝息が聞こえてくる。
「なんだ、寝てんのか」
そう小さく声を落とせば―――「起きてるけど?」祐翔の目がパチリ、開いた。
「うっわっ、びっくりしたっ」
「びっくりしすぎ」
いやまじでびびった。
寝てると思ってたんだわ紛らわしいんだよハゲ。
そう心の中で悪態をつく。
と、
「仁は女で爽太は雀荘」
俺がさっきまで考えていたものの答えが返ってきた。
ふうん、今日はみんな予定があんのか。
「祐翔は?暇人ってやつか?」
「なめんじゃねえよ。俺はわざと暇なんだよ」
布団から起き上がった祐翔は、大きな欠伸をひとつ零す。して、目の淵に溜まった涙を指で掬うと、煙草を手にとった。