女人天国
昼食後、ゆうきがゴミを捨てに行き、由良はビーチボールを膨らます作業に別れた。

「ビーチボールね」

ゆうきは鼻歌を歌いながらゴミを捨て、ビーチに戻った。

すると、そこには見知らぬ男が二人、由良に話しかけている。

「ちょっと、何してんの?」

すかさずゆうきは男と由良の間に割って入った。

「あ、ゆうき君!」

由良は笑顔でゆうきを迎えた。

「ああ、君がゆうきちゃんね」

茶髪で青い水着の男が言った。
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