君はガーディアン ―敬語男子と♪ドキドキ同居生活―
 本来の祖母がどんな人物だったのか、それもわからないままに、理不尽な人物だとずっと思っていたのは、偽りだった。

 けれど、本来の祖母は、私にも礼門にもわからないのだ。

「大奥様は、救われたのだと思って下さい、お孫様の手で、魔獣と成り果てた身を消滅させられたのですから」

 征治さんのお父さんは、私に負担をかけまいと気を使ってくれているのだと思った。

 私は、すぐに返事をする事ができなかった。
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