君の秘密を聞かせてよ。
由衣がニコッと笑いながら手を振ってくれたので、軽く手を振り返して教室に戻ってくる。


急がなきゃ。理科は山田先生だし、遅れたらただじゃ済まない、、、!

廊下を軽く走りながら階段を降りて角を曲がった時、不意に誰かの影が目に映る。






あ、やばいっ、、!間に合わない!!








___ドンッ!







思いきりその人にぶつかってしまった。

危ない、、、。階段から落ちる所だった。







「あ、あの!すみません、、、って南くん!」


「清水、、?」







ぶつかっちゃったの南くんだったんだ、、、。
はっそうだプリント!






「ごめん南くん。私教室にプリント忘れちゃって。またね」



そう言って再び走り出した瞬間、、、



『パシッ』




え?
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