言えない恋




「なななっ何もないよ!!」


「へ?!(笑)」



噛みまくってんじゃん私…!



ばかだな‥(汗)



「どうしたの?芽衣。彼氏と喧嘩しちゃった‥?」



「え?ううん、違うよ!!ほんとうに何もないから。さっきのは無かったことに…」


「なにそれ〜」


「今日昼奢るからさ!!」


「まじ?了解♪」




…助かった



良かったぁ

早苗のケチな性格が役にたったよ




「あ、早瀬くん」




デスクに戻ろうとした時、早苗が言った



早瀬くんが目の前で何か気まずそうな様子で立っていま



…?



「あ…すいません。黒崎さんのこと課長が探してたんで」


「私?あ、分かった」




私は早苗と早瀬くんを抜き、課長のところに走った





でもなんで早瀬くん…



気まずそうな顔だったんだろ…





――――



お昼。



「ちょっと!!なんで私まで?」


「いいじゃんいいじゃん。ちょっとぐらいさ〜」


「あ…もしかして昼奢るってやつ、このためとか?」

「え…?早苗考えすぎ〜!違うってば。早瀬くんと二人きりはなんかさ…こんなの早苗にしか頼めないじゃん?ちょっと付き合ってよ…ね?」



「ね?って…。も〜…」




昼ご飯を済ませ(ちゃんと早苗に奢ったよ)、今は早瀬くんと早苗と三人で会社見学中




なんとか早苗の了承を得て、ホッとした私です





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