守ってあげたい 【完】
校長先生と学年主任は、傘を広げて
雨の中を歩いていく。
詰め寄る黒男子。
先生たちは
耳を貸そうともしていない。
わたしたちには
雨から守る、
傘もない。
「あいつは被害者だって認めろよ。
知ってんだろ?
わかってるクセに。
全部天野がしたことだ、って」
嘘っ・・!
知って・・るのっ?!
「証拠がなければ、何もできんっ!」
「何が証拠だよ!
俺は天野本人から
直接言われたんだ。
間違いないだろっ」
雨の中を歩いていく。
詰め寄る黒男子。
先生たちは
耳を貸そうともしていない。
わたしたちには
雨から守る、
傘もない。
「あいつは被害者だって認めろよ。
知ってんだろ?
わかってるクセに。
全部天野がしたことだ、って」
嘘っ・・!
知って・・るのっ?!
「証拠がなければ、何もできんっ!」
「何が証拠だよ!
俺は天野本人から
直接言われたんだ。
間違いないだろっ」