もう一度、恋して下さい!
大丈夫だと返事をする前に


「はるちゃん!?」

春海ちゃんが現れた
私が個室のドアを開けると
春海ちゃんが抱きしめてくれた


「良かった!はるちゃんが無事で!」

「晄さんが… 手を… 怪我して」


私は、ひとしきり泣いた


もうすぐ昼休みが終わる
受付担当の春海ちゃんを遅刻させるわけにはいかない


「春海ちゃん、ありがとう!
守られてばかりじゃだめだよね!
私、負けないから!」


「うん!私、はるちゃんの味方だから!」



私より1つ年上

幼い笑顔がふんわりと私を癒してくれた










< 103 / 106 >

この作品をシェア

pagetop