もう一度、恋して下さい!
悠樹は机の上にバラバラになった物を並べた、ジロジロと部品をチェックして

恐らく曲がったか、折れたか
何個か手にする

「ちょっと代換えとってきます」


悠樹が行った後

治るのだろうと安堵し、先輩がドカッと椅子に座る


「気をつけろよ」


「「すみません」」



戻って来た悠樹は、スイーツの商品開発、企画をするこのオフィスには似つかわしくない

コンコンガリガリ
ガリガリギュイーーーン

まるで虫歯を治療するかのような
あの嫌な音を響かせた


そして



「できました!」



借りた時より、ピカピカ!


「サビとか気になっちゃって!
勝手にとっちゃいました!」



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