もし明日、この世界が終わると言うのなら。
「えー、昨日メンバーの陵が倒れた。診断は熱中症だった。お前ら、ちゃんと水分取れよ!」

「「はい!」」

コーチからの注意が終わり、練習に入った。

陵、しばらくは入院だろうな...。



でも、大事にならなくてよかった。




そんなことを考えてた時だった。

「祐希!危ない!!」

祐希先輩が、ゴールの下敷きになりそうだった。

俺はすぐに先輩のもとへ走った。

ガシャン

俺の足に鈍い痛みが走る。折れたかも...。

あ、でも、祐希先輩は擦り傷ですんだみたいだ。

それなら、よかった...。


そう思いながら意識を飛ばした。
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