もし明日、この世界が終わると言うのなら。

ごめんな...

「んっ...ここって病院...?」

「あ、目が覚めたのねっ!良かった...!今、先生呼んできます!」

マネージャーのひかりちゃんが走っていった。

「あ...そっか、俺、サッカーゴールの下敷きに...」

ぐるぐるに巻かれた包帯を見て、思い出した。

「ん...?右足の感覚がない...?」

「あ!目覚めたのね...」

「貴方は?」

「私は貴方の担当医師になった、白石なつ。よろしく」

「あ、よろしくお願いします...」

「で、気づいてると思うけど...右足の感覚がないはずよね?」

「ええ、何かあったんですか?」

「落ち着いて聞いてね...貴方は、右足の靭帯が損傷したの。」

「靭帯...?」

「手術で、できるだけの処置はしたわ。今は麻酔が効いてて、感覚がないの。」

「先生...俺はサッカー続けられますか?」

「...残念だけど、損傷があまりにひどくて、リハビリしても、日常に支障がでるかもしれない。それくらいひどかったの。」

「そんな...」

ずっと続けてきたサッカー

こうも簡単に失ってしまうなんて...
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