この愛、スイーツ以上
あの笑顔で近付いてこられたら……
あの瞳に見つめられて触られたら……
あの時と同じようなキスをされたら……

きっと私はドキドキして、舞い上がってしまう。


プロポーズの答えが決まらないというのに一体何を想像しているのだろう。

首を大きく横に振って、頭の中からお花畑みたいな妄想を追い出した。

出ていけ、出ていけと。


「そんなに首を振って、どうしたんですか? 痛くないですか?」

「えっと、あの、全然大丈夫です。お気になさらず」


不思議そうに見る安田さんに苦笑して、おかしな返事をしてしまった。

< 174 / 207 >

この作品をシェア

pagetop