俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
ベッドの上に突っ伏して泣いていたら、睡眠不足だったせいか、いつの間にか眠ってしまっていた。
次に目が覚めたときには、すでに朝方で。
もちろん大河は寝ているだろう、人の気配がないことを確認してリビングへいき電気を点ける。

水を飲もうとキッチンに立ってみると、カウンターから見えるガラステーブルの様子が変わっていることに気がついた。

資料が散乱していて、私が使ったものではないペンやら付箋やらが落ちている。
よくよく見れば、散らばった資料の間からカラフルな付箋が飛び出していた。

ペラペラとページをめくってみると、付箋のついた箇所にピンクの蛍光マーカーが引かれていて、大事なポイントがすぐわかるように工夫されていた。

これ、大河がやってくれたの?

改めて机の上を見て、付箋の貼られた膨大な資料に絶句する。
私が寝ている間にひとつひとつ要点をチェックしておいてくれたのだろうか。私が覚えやすいように。

きっと夜遅くまでかかったに違いない。大河だって仕事で疲れていただろうに。

秘書をこなしてみせるなんて、私がムキになって言ったから……?

いくら幼なじみだって、さすがにちょっと優しすぎじゃない?

大河の想いやりがたくさんこもった資料をぎゅっと抱きしめながら瞳を閉じた。

こんなにされると、いくら私でも勘違いしてしまいそうだ。
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