幼なじみの溺愛が危険すぎる。 〜中学時代〜
「あ、それよりさ、部活決めた?」

話題が移ってほっとする。

「みんなで一緒にサッカー部に見学いこうぜ」


沢村という人懐こそうなやつが、そう言ってみんなを見回した。


「サッカー部か。お前は?」


色白でひょろひょろと背の高い水野という奴が、俺を見る。


「あー、俺は……」


言葉に詰まった。


サッカーは小学生の頃、りりちゃんと一緒に習っていたことがある。

でも、あんまり得意じゃなかったし、
母さんの入院している病院にも行かなきゃいけない。


なにより今は、空手を習いたかった。
強くなりたかった。


「部活は……」


と言いかけたところで、沢村がさらに声を張った。
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