クールな部長は溺愛同居人!?
「それで、この家の二階をリフォームして二世帯住宅にする話なんだけど、私達は間違いなく帰国したら、そっちの方向に進む気なのね。でもまだ先になるから、どうしようって思ってたけど、先にリフォームしておいて未亜と幸弘君が住んでても問題ないのよ」
「おっ……お姉ちゃん!」
コーヒーを吹き出しそうになった私。
お母さんから私と幸弘さんの仲を聞いていたお父さんが「それいいかも」って、お姉ちゃんの提案に一番先にポソリとつぶやく。
幸弘さんも驚いてお姉ちゃんを見る。
いや
私達はまだ
お付き合いして数日間の仲なんですよ。
これからどうなるかもわからないし
幸弘さんに私が捨てられる可能性もあるし
プロポーズともないし
先が見えてませんよ。
「いいわね。それ」
お母さんまで……自由すぎるぞ新井家。
「ちょっと待って。それは私達の問題でもありまして……」
「戻ったら間違いなく同居する。戻ってここから本社の研究所に通うのを条件に、3年の延長を会社と契約したから大丈夫。忠幸も一緒に暮らすのを楽しみにしてるから、二世帯住宅の話は進めて欲しい」
お義兄さんも子供の頃
幸弘さんと同じく
寂しい想いをしていたんだよね。
黙ってしまう私にお父さんが「わかった」って返事をしてから「考えておくから、安心して向こうに行きなさい」そう言って、話をまとめる。
どうなるんだろう
これから……。