クールな部長は溺愛同居人!?

お姉ちゃんは明日の旅立ちの準備。
両親と幸弘さんと一緒に100均へ走った彼ら。
ご近所さんのお土産を買うのを忘れたらしい
間に合うのかな
あと10分でダイソー閉まるよ。
えっ?おみやげ100均でオッケーなの?

台所でお義兄さんと食器を洗いながら聞くと「100均は楽しい品物がいっぱいあるからね」って答えてくれた。

優しい顔と声に癒される。
これで頭もいいから凄いなぁ。

「未亜ちゃん?」

「はい」

「ありがとう」

泡の付いたスポンジを持ちながら
お兄さんがゆっくり私に感謝を告げた。

「幸弘の幸せそうな顔が見れて、僕は嬉しかったよ」

「私は何もしてません」

「あいつわかりずらい性格してるでしょう?強がりで反抗的で可愛くない性格」

爽やかにズバリ指摘するお義兄さん。

「本当は愛情の深い優しい奴なんだ。繊細で傷付くのが怖いから、あんな上から目線で強がってしまう」

「はい」
笑ってしまう。さすが兄弟わかってらっしゃる。

「あいつは未亜ちゃんに本気で惚れてる。邪魔になったら捨てていいからね」

「お義兄さんひどい」

「未亜ちゃんから捨てない限り、あいつは一途に未亜ちゃんの事をずっと愛し続けるだろう」

顔が真っ赤になりそう。
私が捨てられる方だと思ってるのに。

「未亜ちゃんのおかげだ……僕も安心した。ありがとう」

しっかりお礼を言われた夜の話は、私とお義兄さんだけの秘密のお話。

違うんですよ……お義兄さん

幸弘さんと一緒に過ごせて

私が幸せなんです。



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