クールな部長は溺愛同居人!?


都会で珍しく
大雪が降った午後

外の景色も悪ければ
幸弘さんの機嫌も悪い

なぜならば
新堂係長が私の隣の席に座り
ベタベタと話しかけてるから。

「新堂邪魔だ。早く帰れ」
イラつく声を出して追い出そうとするけれど

「せっかく図案を持ってきたのに冷たいなぁ。ねぇ、もう少しサボっていい?」

周りの先輩達にそう聞くと
先輩達は笑顔で「もちろんです」って答えてしまう。
恐るべし新堂マジック。

「ねぇ未亜ちゃん」

完璧に楽しんでますね新堂係長。
この後が怖いです私。

「未亜ちゃん髪切った?可愛いね」

「あっ……ありがとうございます」

「照れてる?」

新堂係長の手が伸びて
私の髪を触ろうとした瞬間


「俺の未亜に気安く触るな!」


大きな声が部屋に響き

先輩達が目を大きくさせて
みんなで注目。

「ゆっ……幸弘さん!それはマズい」

って言う私も……マズい……名前で呼んでしまった。

顔面蒼白。

新堂係長だけニタニタ笑ってる。
おのれ……図ったな。

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