クールな部長は溺愛同居人!?
「未亜?」「幸弘さん?って未亜ちゃん言った?」
ザワザワと聞こえる声は、森の中のざわめき。
そう私は森の中
大草原のローラみたいな服装で、ひとりポツリと森の中。川のせせらぎ、動物たちの話し声、私は釣りをしながらひとりで森を楽しむの……なんて妄想の中に閉じ込めてくれればいいのに。現実なんて嫌い。
先輩達の驚きの顔と、幸弘さんの困り顔が目の前で交差する。
涙目で森から出て現実に戻ろう。
どうやって柔らかく説明しようと思ったら
「俺と未亜は一緒に住んでる。ご両親も公認で、二世帯住宅にして住み込む」
光の矢のごとく
ストレートに説明する幸弘さん。
職場のネット環境より速いよ説明が。
どよめきが湧く職場。
「未亜ちゃんと、結婚されるんですか?」
一番私を可愛がってくれてる先輩が、声を大きくして幸弘さんに聞くと、彼は「そう」って返事する。
それだ。
私のストレスになってる
彼の忘れ物が、この時ハッキリわかり
私の怒りがMAXとなる。
「しませんっ!結婚しません!」
大きな声で返事をすると
「あぁあ?」
もっともっと
もっと大きな声を出し
幸弘さんがイスを蹴飛ばして私の前にやって来た。