私、それでもあなたが好きなんです!~悩みの種は好きな人~
スチームミルクの作り方は石堂さんにも教えてもらい、何度も家で練習してきた。スチームミルクはラテアートを作る上で、それなりに難易度の高い技術だ。
ミルクにはスチームミルクとフォームミルクがある。スチームミルクは蒸気で温め、泡と液体とが混ざり合った状態のもので、フォームミルクはすでに温められたミルクにミルクフォーマーで泡立て液体と分離したものをいう。
スチームミルクはキメ細かく、ほどよくクリーミーな質感を作り出すのが難しい。
石堂さんには、スチームしている時のミルクの音をよく聞け、と何度も言われ、初めは音の違いがわからずてこずった。練習を重ねていくうちに徐々にいい感じに空気が入ったミルクの状態がわかるようになって、石堂さんにもようやくOKをもらった。
緊張を落ち着かせながら、ミルクの入ったピッチャーにスチームノズルを入れこむ。
石堂さんにOKもらった時と同じようにやらないと。と、そう思っていたのに……。
「業務用のは家庭用と違うからな、気をつけないと……って、おい、ちょっと水っぽいぞ」
「す、すみません」
「ちょっと貸せ」
練習を重ねても、毎回うまくいくとは限らない。石堂さんは私からピッチャーを奪うと、うまい具合にミルクを調整していく。
はぁ、失敗しちゃったな――。
ダメだ。集中できてない証拠――。
できると思っていたことができないと、想像以上にへこんでしまう。石堂さんはしょげている私を横目にコーヒーの入ったカップを少し傾けて手に持ち、出来上がった完璧なミルクを強弱をつけながら注いでいく。
石堂さんの手さばきは、まるで魔法を見ているかのようだった。
ミルクにはスチームミルクとフォームミルクがある。スチームミルクは蒸気で温め、泡と液体とが混ざり合った状態のもので、フォームミルクはすでに温められたミルクにミルクフォーマーで泡立て液体と分離したものをいう。
スチームミルクはキメ細かく、ほどよくクリーミーな質感を作り出すのが難しい。
石堂さんには、スチームしている時のミルクの音をよく聞け、と何度も言われ、初めは音の違いがわからずてこずった。練習を重ねていくうちに徐々にいい感じに空気が入ったミルクの状態がわかるようになって、石堂さんにもようやくOKをもらった。
緊張を落ち着かせながら、ミルクの入ったピッチャーにスチームノズルを入れこむ。
石堂さんにOKもらった時と同じようにやらないと。と、そう思っていたのに……。
「業務用のは家庭用と違うからな、気をつけないと……って、おい、ちょっと水っぽいぞ」
「す、すみません」
「ちょっと貸せ」
練習を重ねても、毎回うまくいくとは限らない。石堂さんは私からピッチャーを奪うと、うまい具合にミルクを調整していく。
はぁ、失敗しちゃったな――。
ダメだ。集中できてない証拠――。
できると思っていたことができないと、想像以上にへこんでしまう。石堂さんはしょげている私を横目にコーヒーの入ったカップを少し傾けて手に持ち、出来上がった完璧なミルクを強弱をつけながら注いでいく。
石堂さんの手さばきは、まるで魔法を見ているかのようだった。