Blizzard Love
男のことを甘く見過ぎだ。

男は好きじゃなくても欲情さえすれば・・

できるんだよ。

そういう生き物だ。

けど・・

「わかった。いいよ。」

なんか、ユキには・・なんつーか

こう純真無垢すぎて・・

「やった!三食付きの宿ゲット。」

「いや、俺平日は仕事あるし・・。」

「じゃあ、私お礼に家事してあげる。夜ご飯は作るよ、はい、夜ご飯担当します!」

・・

なんつーか強引だし

「食費とか・・くらい入れた方がいい?かな?」

「・・いいよ。」

時折見せる、遠慮がちな態度もイイ。

なんでもしてやりたくなる・・

「そのかわり・・。」

俺は、ごくりと唾を飲んで言った。

「好きになったら、ハグとキスと・・いや、そのくらいはさせろよな。」
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