Blizzard Love

こういう牽制の仕方があるとは思ってもいなかった。

雪女の設定にどこまで乗っかり続けるのか、は置いといて・・

「なんで。」

「えっと・・まぁ・・それは・・色々とね・・。」

なんで言い淀むんだ。

怪しい・・

「ま、そんなの好きになったら関係ないだろ。」

俺はユキを見つめて言った。

「俺は、お前のこと・・。」

好き・・

「うん、好きになったら関係ない、かもね。けど、命がけ、になっちゃうかも・・。」

ユキは微笑んで立ち上がった。

「ね、こっちにいる間ここにホームステイしてもいい？」

俺はギョッとした。

何言ってんだ、こいつ。

「・・どんくらい？」

「2週間くらいかな。」

「何もしないって保証はないけど？」

「好きじゃない相手に、何かするの？」

・・・・

なんなんだ一体。