Blizzard Love
「本気になっちゃう前に、帰っておいでよ。」

メールの最後の文章を声を上げて読み上げて

ユキは

うーんと唸って携帯を放り出した。

「分かってますよ・・。」

トオルはこっちのひと。

触るとキケン

なひと

けど・・

やっぱり

顔はタイプだし

声も素敵だし

3日間も寝食を一緒にして手も出さないって

それはやっぱり紳士的・・

と言えると思うし

っていうか

やっぱり・・

むくりと体を起こして時計を見やる。

もうすぐ6時。

っていうことは、お仕事の終わる時間だ。

早く帰ってこないかなって

思ってしまってる時点で

もしかしたらもう

手遅れだったりするのかもしれない

・・な、そう思うのだ。

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