イジワル外科医の熱愛ロマンス
「っ……祐っ!」
私は声を張って彼を呼び、その背に駆け寄った。
そして、ほとんど体当たりする勢いで、祐の背中に抱きついた。
虚を衝かれたかのように、祐が一瞬前のめりになり、『うぐっ』と小さく呻く。
「おい、お前なあ……」
頭上から降ってくる祐の声は無視して、私は腕に力を込める。
「ゆ、祐。私も、これからは迷わずに自分の心の通りに突き進みます」
彼の背中から、直接心に訴えかけるように、顔を埋めてそう言った。
祐は黙っているけれど、私を肩越しに見下ろしているのがよくわかる。
そっと顔を上げて、彼の瞳を見つめ返した。
「だから……覚悟してくださいね」
そう言って、ニッコリ笑いかける。
祐はきょとんとした目で、何度か瞬きをしたけれど。
「……バ~カ。覚悟するのは、そっちの方だ」
彼は意地悪に口角を上げて、お腹に回した私の手をそっと解いた。
「望むところだ。いつでも、どこからでもかかってこい」
そう言いながら私の肩に腕を回し、強く抱き寄せた。
「デレッデレになるのは、お前の方なんだよ」
私の顔を覗き込み、挑むように笑う。
私たちは一瞬、睨み合うように真正面から見つめ合って……。
祐が、綺麗な顎を傾ける。
ほとんど同時に、私は踵を上げた。
そうして、どちらからともなく、キスをした。
私は声を張って彼を呼び、その背に駆け寄った。
そして、ほとんど体当たりする勢いで、祐の背中に抱きついた。
虚を衝かれたかのように、祐が一瞬前のめりになり、『うぐっ』と小さく呻く。
「おい、お前なあ……」
頭上から降ってくる祐の声は無視して、私は腕に力を込める。
「ゆ、祐。私も、これからは迷わずに自分の心の通りに突き進みます」
彼の背中から、直接心に訴えかけるように、顔を埋めてそう言った。
祐は黙っているけれど、私を肩越しに見下ろしているのがよくわかる。
そっと顔を上げて、彼の瞳を見つめ返した。
「だから……覚悟してくださいね」
そう言って、ニッコリ笑いかける。
祐はきょとんとした目で、何度か瞬きをしたけれど。
「……バ~カ。覚悟するのは、そっちの方だ」
彼は意地悪に口角を上げて、お腹に回した私の手をそっと解いた。
「望むところだ。いつでも、どこからでもかかってこい」
そう言いながら私の肩に腕を回し、強く抱き寄せた。
「デレッデレになるのは、お前の方なんだよ」
私の顔を覗き込み、挑むように笑う。
私たちは一瞬、睨み合うように真正面から見つめ合って……。
祐が、綺麗な顎を傾ける。
ほとんど同時に、私は踵を上げた。
そうして、どちらからともなく、キスをした。


