虹色キャンバス
舞台袖の階段を上がったとき

少し開いた扉の向こうに

村上と外山が抱き合っているのが見えた。


立ち止まった僕の体に安西がぶつかる。


「なに?」

「しっ!」

僕は小さな声で安西に言った。


安西は僕の横から部屋の中を覗き込んだ

「…うそ!?」

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