虹色キャンバス
(大好きだった絵を)


(僕は…諦めたんだ)


涙が止まらなかった。


涙を流していた僕に驚いた女の子が
僕の服を引っ張った。


「痛いの?」

女の子は覗き込みながら、そう聞いた。


「違うよ。どこも痛くないよ」


女の子は心配そうな顔で僕を見つめた。


「涙ってね、嬉しいときにもでるんだよ。
…君も大きくなれば分かるよ」


< 215 / 216 >

この作品をシェア

pagetop