白のアリア
二人の王女
 昼食に一人やってきたクルス。いつもはケンカしながらもアリアと二人なのにとアルバートは不思議がった。

「なんかさ機嫌悪くてさ」

 アルバートはふふと笑う。アリアの機嫌の悪いのはいつもの事だ。クルスは続けた。

「誰からかの手紙を見てから、きゅうに悪くなっちゃってさ。もしかして昔の恋人かな?」

「手紙……今日アリア姫に来た手紙の差出人はわかりますか?」

 アルバートは侍女に尋ねた。すると予想どうりの答えが返ってきた。
 
「アリア姫の妹姫のリディア姫からですわ」

 アルバートがクルスに何か言うおと振り向くと
そこにクルスはもういなかった。
< 18 / 53 >

この作品をシェア

pagetop