間違った恋
「本当によかった!生きてて」
ぎゅっと私の首元に腕を巻きつけ力一杯抱きしめてくれるのは嬉しい。
そんなに心配してくれてたのかって。
だけど…
「ギブ…死んじゃう…」
もうリカコの腕力で殺されかねない。
「ごめんごめん」
軽い謝罪で軽く流すリカコ。
そんなリカコと一緒に学校までの道のりを一緒に歩く。
学校までの距離はそう遠くない。
歩いて15分くらい。
テクテクと昨日の恐怖体験を話しながら笑いあって着いた学校。
「…休講」
「だね」
再び休講になってしまった授業。
おいおい、せっかく1限から来たのに。
1限と3限受けたら昨日の授業は終わりなはずだったのに。
「とりあえずファミレス行こうか」
「そうだね」
1限が休講のおかげで私とリカコはファミレスでご飯やドリンクバーを飲み食いしながら色々語れた。
恋バナだったり、今年の夏休みどこ行くかの予定立てたり。
「とりあえず浴衣着て花火大会行こうよ!!そんでプールと海行くでしょー!!」
「花火大会はまだしもプールと海とか焼けるじゃん」
「逆ナンしに行こうよ」
「やだよ」
夏休みが楽しみと言わんばかりに満面の笑みを浮かべるリカコにこっちまで楽しくなってきた。
「ってことで明日休みだしクラブ行こうよ!今日は駅付近の!!」
何がってことで!だよ。
「行かないよ」
「何で!?絶対楽しいしすぐ彼氏候補見つかるって!!」
それはリカコだけだから。