【完】俺がずっと、そばにいる。

黙々と無言のまま箸を進める私。


途中チラッと何度かりっくんのほうを確認してはみたけれど、彼は目を合わせようともしないし話しかけてこない。


やっぱりまだ機嫌悪いのかな。


大食いなうえに早食いな私は、あっという間にお皿の上の料理をほとんどたいらげてしまう。


おいしいからペロッと全部食べちゃったよ。


次はデザートでも取ってこようかな。それかりっくんの言う通り野菜もちゃんと食べたほうがいいだろうから、サラダでも取りに行こうかな。


そう思って立ち上がろうとした時だった。


「……なぁ、ゆず」


りっくんが急に話しかけてきて、ドキッとして再びイスにぺたんと座る私。


「ん?なに?」


「ずっと、思ってたことがあんだけど……」


なんだか言いづらそうに途切れ途切れに話しだす彼。


「もっと、俺のこと好きっぽい態度とってくんない?」


「えっ……」


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