【完】俺がずっと、そばにいる。
さすがりっくん。体育の時の彼の目立ちっぷりはいつもすごい。
特にバスケはめちゃくちゃうまいからなぁ。
今のシュートも見損ねちゃったけど、見たかったな。
「相変わらずすごいねー、梨月くん。大人気じゃん」
琴子も感心している。
「うん。バスケしてる時のりっくんはほんとかっこいいもんね」
「あれはモテるでしょ。女子がほっとかないよ。なんで彼女いないんだろうね」
「あはは、ほんとだよね」
そのとおり、あれだけモテてたら、女の子選び放題だし彼女なんてすぐにできそうなのに、理想の高いりっくんは、なぜかいまだに彼女をつくらない。
女に興味がないとかそういうわけでもないらしいけど、はたから見るともったいない気もしちゃうな。
そういえば、朝は機嫌悪かったけど、あれはなんだったんだろ。
もう機嫌なおったのかな?
――ピーッ!!
するとちょうどそこで試合終了の合図の笛が鳴って、りっくんたちチームの試合は終了した。
終わったとたん、一瞬にして彼の周りにあふれかえる女子たち。