悪魔と天使のエクセトラ








「…あら、どうしたの?」





メリアの口元が微かに動いた。





リリアは、パッと手を放すと、扉のほうへと走っていった。





「レオン王子とマルス王子が心配なさってますわ。早く行きましょ!」





いつもの笑顔で、そう言った。





大丈夫。大丈夫。





心の中で呪文のように自分に言い聞かせながら。







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