(実話)あたしの花〜大切な宝物〜貴女に逢える日を…。

ママの日記〜貴方の空〜

優郁の空、おとうさんの空、おかあさんの空…。9月16日…。優郁にさよならの日、涙堪えるの必死で、声かける事すら出来なかった。あたしは最低です。目の前にいる我が子を抱きしめる事も出来ないまま。手を振った。ゆうか寂しかったよね。ママを遠くに感じたよね。ママもおんなじ気持ちだった。貴女は、遠ざかるママの背中に何を感じていたんでしょうね。ママは涙が出て振り返る事出来ませんでした。貴女に涙見せると貴女の涙を目にしなきゃいけないと言う気持ちが恐かったんだ。だからね、振り返って再度貴女を見れなかった。この日ママは、おとうさんとこの病院へ来ました。病気治す為に。今日からここでの闘いです。おとうさんも同じです。思う事は貴女の事ばかり、ママは、貴女が居ないと上手く笑えない。病室から見る空は、夕方の空、寂しそうです。心の中で「がんばれ。」と貴女にお話ししました。貴女に届いたかな?ゆうかのお空は元気でしたか?今夜は眠れませんでした。
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