記憶を失くした総長

「久しぶりに麗華の綺麗な瞳見たかった。」

そういい、しょんぼりしている様子の蓮。

『…それくらいのこと後で包帯取ってあげるよ。』

内緒ね、と伝えると嬉しかったようで私の左手をブンブンと揺らした。

「ねえ、お姉ちゃん!ピアノ教えて!」

そう言ってきたのは先程まできらきら星を弾いていたななちゃんとみっちゃん。
前入院していた時に途中まで教えたんだ。

『よーし、今日はこの前の続きからやってみようか!蓮、悠、りつくんもピアノの所に行こう。』

後で、折り紙もやろうね、と言うとお絵描きをしたいとりつくんが。
しばらく会ってなかったみんなと15時までのあと1時間ちょっとたくさん遊ぼうと心に決めた。

麗華sideend
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